
佐藤水菜
「グランプリスラム意識せず恰好いいレースを」
世界のサトミナに死角はない。今年はガールズ初のグランプリスラムを達成。さらに10月には、チリで行われた世界選手権でケイリン連覇を果たした。もう誰にも止められない。本人も「順調過ぎる、充実した一年だったと思う」と笑顔で振り返る。
所属は川崎だが、茅ケ崎市出身の世界女王にとって平塚はド地元。思い入れは強いが、当地でのガールズグランプリは20年に6着、22年は落車し再乗5着と涙をのんでいる。「ここ(平塚)のグランプリは落車して以来ですよね。しっかりゴールまで頑張りたい」と苦笑いを浮かべながら、今年こその思いを口にした。
年間グランプリスラムという前人未到の大偉業が懸かる一戦。本人は「自分では特に意識していない。一年の集大成として、格好いいレースを見せたい」と、いつも通りのサトミナスマイル。通常運転でいい、力さえ出せば金字塔が待っているのだから。


